龍馬。
毎日欠かさず書きます、と当初言っていたブログですが、
最近結構すっとぼけているのが気付かれているらしく、
やんわりと常連の方からご指摘を受けたりします。
「忙しいんですねー」と...
否定はしませんけど、そういう時に涼しい顔をして
「そんなことないですよー」とブログを更新する、
そんな男気溢れる人物になれればと思いますが、
最近はおろそかになりがちです。
猛省しまして、情報をお届けさせて頂ければと思います。
毎日、原稿用紙2.5枚分の文章を書くなど、
大したことはないでしょう、おそらく...
話は変わって『龍馬』なるタイトルですが、
↑のビッグコーンなるお菓子の面白エピソードがあったので
記しておきます。
その日、いつものホームセンターへ備品の購入に向かうため、
マイプジョー号(自転車)を漕いで走っていると、
一台のワンボックスカーが後ろから減速して近付いて来ました。
おもむろにドアガラスが降り、中から
「お~い、兄ちゃん!松本インターチェンジってのはどこだい!?」と、
威勢の良いおじさんがひと声掛けてきました。
今思うと、財津一郎さん?ぽかったような気がします。
「必死に自転車漕いでる人間とっつかまえて聞いちゃうの?」
と一瞬思いましたが、周りに歩行者は誰もいません、
というより人がいない。
ちらっと目をやると、これは珍しい「高知」ナンバーで、
観光でお越し頂いたであろうことは分かりましたので、
ひとまず止まりまして、簡単に説明をしました。
「その先の信号左曲がったら、(指をさして)あっち目指して下さい。
あっちですよー!あっち行ったらインターありますから!」
あっちとは一体どっちなんでしょう(笑)?
土地勘の乏しい方への説明として、
今となっては最悪極まりない説明だと反省していますが、
その時は急いでいたということもあって、結構ぞんざいな説明に...
それでも財津さん(仮)は「ありがとな!」と礼を言って、
立ち去って行きました。
車が去った後、ホームセンターに向かうため同じ信号に向かって進み、
僕が右折しようとした瞬間です。
先に信号待ちしていた先頭車両の財津さん(仮)が、
いきなりドアを開けて出てきました。
「やばい...さっきのいい加減な説明にご立腹!?系...ですか?」と、
内心ものすごくビビったんですが、財津さん(仮)の手には、
↑のビッグコーンの袋(特大)が。
「兄ちゃん、ありがとな!これ持ってきな!」
「あぁ...はい、ありがとうございます...」
財津さん(仮)は、運転手のいないワンボックスカーに
猛スピードで(笑)戻っていきました。
青信号、運転手のいない車、そのあとに続く車3台。
閑散とした交差点での大渋滞...
シュールな光景でした。
あの説明で、財津さん(仮)が無事インターチェンジに着いたかは
定かではありません。
ただこの一件で、僕の中での「土佐株」(?)が
一挙に高騰したのは事実です。
確か財津さん(仮)、ねじりタオルを頭に巻いていたような気がするので、
お見受けするに何となく漁師の方のような気もしました。
真偽の程は見当が付きませんが、道を教えただけの兄ちゃんに
ビッグコーン(特大)をあげる気前の良さは、
僕の憧れる男気(?)溢れる人間のそれでした。
まぁその後、裸の状態のビッグコーンを持って
ホームセンターに入る訳にも行かず、出てくるときに
ビッグコーン用のビニール袋をもらって来たのは言うまでもありませんが
(普通のサイズじゃ入らなかったので...)、
あの豪放闊達なお人柄は、かなりのインパクトを受けました。
土佐と言えば龍馬ということになるんでしょうが、
僕にとっては龍馬=財津さん(仮)ぐらいのイメージになりました。
またいつかお会い出来たらと思います。
今度は道交法、守って欲しいとは思います(笑)。