EEL Products “SKATE TRAINER HIGH”
EEL Products “SKATE TRAINER HIGH”
EEL Productsの「スケートトレーナー ハイ」をご紹介します。
発行されてからそれなりに経っていますが、ようやく新札を引き当てました。
コンビニで受け取ったお釣りにて。
数ヶ月遅れてこの話題に上げる自分もどうかと思いますが・・キャッシュレスで済ませていると言えども、
いつもニコニコ現金払いの昭和に生まれたクチ。店をやっている側からしても
やはり現金のほうがありがたいわけで。配信よりフィジカル信仰、いまだに抜け出せない自分です。
ところで新しい500円玉になって数年。自販機は全て対応済みだとばかり思い込んでいましたが、
そうでもなかったようで。お釣りが減額されて〇円しか戻ってきませんでした・・
あんだけ自販機が並んでいるサービスエリアでハズレを引き当てる不運。
こんな引きの弱さじゃドラフトに臨めません(?)。木曜日までドキドキ続く・・
球団の関係者でもなく志望届も出してない、それでも指名を待つ自分。例えネタであろうとも・・
気を取り直してイールさんの「スケートトレーナー ハイ」を取り上げます。
入荷してから今日までだいぶお待ちいただきましたが、ようやく機が熟した頃と言えるでしょう。
この手のアイテムに袖を通せる現実味が出てきたかと。
熱心なフォロワーさんなら近年のイールさん内におけるスウェットの充実ぶり、
見たり聞いたりしてご存知のことと思います。その中から今回は↑をピックアップしました。
推しポイントは一目瞭然。『変り種ハイネック&カンガルーポケ』、これぞイールさんスタイル。
通常でしたらリブ生地を一周させて襟完成が相場です。そこにハギ(生地継ぎ足し)を挟み込む狂気(?)。
アイデアを上手くデザインに昇華させてしまうところ、毎度感心を覚えてしまいます。
こうすることでリブネックの窮屈さが緩和されますし、ハギ=奥行きが生まれるとすれば
肩~胸にかけての開放感が出てくるという見立て。身体での引っ張られも減り、見てくれも良くなりますし。
そしてお腹に備わるポケットも、『パネルライン&コンシールファスナー』という必殺のダブルコンボ。
どこにでもある貼り付け型やたまに見かけるシーム型とも違う、ここんちだけのオリジナルと認定したい
“内蔵型隠れポケット”。よそさんにはない組み合わせとしてご覧いただけるはずです。
ネーミングのお尻にハイとあるように、クルーネックのレギュラーモデルもあるのですが
自分は断然こっち派。上下の先端?がリブで揃えてあったほうがバランスが良いですから。
そのリブは袖口・裾ともに細く長く設定しています。それがまた憎い。
リブがストッパー役になる→その上がたわむ→丸みのあるシルエットを狙ってのことなんですが、
手法は違っても先日ご紹介したドローコードTシャツと近しいとする見立てです。
ビッグシルエットの次なる流れ、各ブランドさんの考えが透けて見えるかもしれません。
今回はリングスパン糸を使った《裏毛》生地で製作。裏起毛じゃなくて裏毛、それがまた良い。
ヘビーオンスで旧来のスウェットらしい丈夫さをキープしつつ、なめらかでやわらかな表面からは
漢気の強いアメカジくささを感じさせません。柔和な印象とでも申しましょうか。
丸みのあるシルエットとの相乗効果が発揮されていると思います。
最近の気温上昇ぶりだと冬向けの裏起毛より、通年で使える裏毛のほうがありがたかったりします。
糸くずとか気にしなくて良いので、その分イージーケアにもつながるはずです。
ここまでEEL Productsの「スケートトレーナー ハイ」をご紹介しました。
デザインに特色を持たせたスウェットですと、ご好評いただいている“リメイクもの”だろうと
早合点される方がいらっしゃるかもしれません。コチラに関してはその指摘は当たらず。
リメイクシリーズは既存のお品を解体→作り直しのお品ですが、スケートトレーナーはイチから
型を起こして生地を裁断・縫製した正統派になります。その分純度が高いと言うか。
例えて言えば打ち込みで作った曲/楽器を演奏して生音で作った曲、そのくらいの違い。
あーだこーだ言ってますが、感心どころを多く盛り込んだコレクションの自信作です。
今日の投稿を比較検討の参考にしていただけると何よりかと。
それでは宜しくお願いします。