FUJITO “ARMY Shirt”
FUJITOの「アーミーシャツ」をご紹介します。
カーラジオからサイレン音?が聞こえると、あぁこの時期やってきたかと思います。
甲子園からの野球中継。
国営放送のラジオですと高校野球・オリンピック・大相撲といったスポーツイベントは曲者でして、
中継が優先されますからいつもの番組が休止。今は前2つがカブっていますので、
味気ない日々がしばらく続くわけで。
スポーツをプレイするのは良いのですが、観るほうが年々しんどくなってます。っていうより未視聴。
ワチャワチャなメガイベントもの、少しは興味を持っておきたいものです。
おんなじワチャワチャでも、ワンコならいくらでも観ていられますが・・我々はムツゴロウ世代。
秋の立ち上がり、今年はシャツ勢が早々に到着しています。本日はフジトさんの新型シャツを。
フジトさんのシャツと言えばおなじみのアレを連想されることでしょう。ベストセラーの評価もあり、
今でも引き合いが多いモデルです。
ただ熱心なフォロワーさん間には行き渡っていることもあり、後進モデルも積極的にリリース
しているのが最近の状況。その中での最新作がコチラのアーミーシャツになります。
アイテムとして推しポイントは明白です。商品説明内で述べている
《大きなフロントポケット・アンカー(錨)ボタン・半比翼仕立て・台襟付きワンピースカラー》
等をまずはご覧いただければと。
USミリタリーのヴィンテージで比較的ポピュラーなのが、胸に付けられたデカポケの存在。
このディテールだけでも過去の名作へのリスペクトがうかがえる訳で。
で↑この画像だと錯覚されそうですが、カブりではなくフルオープンなのもうれしい試み。
プルオーバーのように見せて開け閉めできるのはありがたいばかり。
フジトさんを取り扱ってだいぶ年数は経ちますが、錨ボタンを見たのは記憶にありません。
そういう意味でも新鮮さを覚えたボタンの選択。
2cm大のボタン、さらにスクエアカット(最近の自分、スリット入りだと無条件に歓迎)の裾なんてのも
手伝い、ジャケット風味の羽織りシャツは最近の風潮をよく反映したもの。
あとスリットともども自分がついつい反応してしまうのが、袖口の斜め=カットオフするやり口。
その昔オーダーを担当していたとき、やたらとオプションで勧めていたもので。
ラウンドでも直線型でもない非実用的?なディテール。自分の好きなモンはあまり変わりませんね・・
私含む熱心なフォロワーさんなら、↑もニヤリと反応してしまいそう。
流線型の《台襟》を差し込んであるところ。コチラも軍モノ由来のディテール。
私の見立てだと襟周りはフジトさんの名作=「ジャングルファティーグジャケット」と共有しているはず。
パッと見は開放感のあるワンピースカラー、でも後ろに“支え”=立ち上がりがあることが
ほんのりジャケットらしさにつながる冴えたやり方なんでしょう。
今後のアーミーシャツの拡販?、ひそかに期待しています。
秋の新作と言っても恐れるに足りません。通年向けの《ブロード》生地ですから。
ボックスシルエットの幅広かつ軽めの質感ですから、気合いを入れなくても今すぐ着れる。
朝晩の通勤時や日中の日除けでデビューなら現実味が出てきます。
ポケット周りでのパッカリングの様子からして、“出来上がっている”感を覚えるのも好印象。
ちなみにですが↑トップの画像で察せられるように、ポケットの入り口はタテ半分ほどの
スリットとして設けています。スマホを入れてもこぼれ落ちませんのでご安心ください。
ここまでFUJITOの「アーミーシャツ」をお伝えしました。
今季からの初登場になる新型ということで、どんな様子かと公式サイトをのぞいてみたら、
まぁ反応の早いこと。当店への波及、一日でも早く届くことを切に願います・・
そういった冗談は置いといても、シャツの体を取りつつジャケット代わりの羽織りモノになる
提案は、昨今のトレンドに関わらず重宝するのは正しい見立て。
反響を呼んでいるフジトさんのアーミーシャツ。私も新調したかった白シャツで、待望の候補が
見つかりました。競うつもりはありませんが、皆さんも早めにチェックくださいませ。
それでは宜しくお願いします。