SAINT JAMES “CANCALE”
SAINT JAMESの「CANCALE ショルダーボタンニット」をご紹介します。
まだあった冬物ということで、だいぶ年末になりましたがお送りしていくことにします。
入荷時期も遅かったですし、まぁ大目に見ていただくとして。
余裕があればラジオ番組でもよくある『私的2020年のベスト』ということで、
綺麗な音楽ブログでも綴ってみたいものですが、今までそんなことやったことないので
今後も登場しないと思います。。
墓穴を掘る前に商品紹介にスライドしましょう。
私ですらウン年ぶり(投稿日は見ないでください・・)、皆さんにおかれましては初めて見た!な方も
多いのではないでしょうか?
冬セントジェームスさんの裏定番として君臨する、“肩ボタンセーター”をご用意しています。
先立ってご紹介していた「ダブルフェイスセーター」と肩ボタンセーターが、両巨頭という
位置づけにはなりまして、アイコンになるウエッソンのイメージが強いこともあり、
セーターが用意されていることに意外性を覚える方が大半かもしれません。
『元々はセーター屋からスタート』ということで、認識を更新いただければと。
これだけ長い空白ですので、おさらいは非常に重要。まずは↑のバナーから
振り返っていただきたいのですが、まだまだ出勤が残っているなんて方は
より核心を突いている投稿もありますので、↓からもさかのぼって見てください。
当時は季節限定のレアアイテムであったことから、商品名にも揺らぎがあったように思います。
肩ボタンの“無地=カンカル”、“ボーダー=ビニック”にて呼び方・由来を定着ください。
すらすら読めたらブルターニュの観光大使になれるはず?
広義の《フィッシャーマンセーター》に属すると言えます、コチラのセーター。
身体にフィットさせやすいシルエットは、異様な伸縮を誇る天竺編みだからこそ成せるもので、
漁師さんの必須条件=『海に落ちても浮く』を目指したものでした。
本来はそんないかつい?理由で作られていたものが、70年代に入りアパレル分野に進出。
特にスポーツ系(“スキー”関連が多かったはず)では肩ボタンセーターの最盛期を迎えます。
で何度かの流行り・廃りを繰り返して現在に至るといったところでしょうか。
私がこのデザインに執心なのは、散々古着屋を巡ってディグっていた黒歴史?にある訳でして、
fusalpなんて見つけたら大興奮でガッツポーズしていたものです。
そのブランドが数年前からラグスポ(?)系で復活していることに、隔世の感を禁じえません・・
話を元に戻しますと、アシンメトリーな肩ボタンに目が惹かれてしまうのは
正しい商品理解だと思います。最大かつ強力な推しポイントになるはず。
そこに加えまして私が気に入っているのが、微妙な立ち上がりを見せる“モックネック”。
これをモックと呼んでいいのかぐらいのつつましい主張。
クセが強そうなフランス人らしからぬ推し出しの弱さ?、妙に惹かれてしまうわけでして。
その年に刈り取ったウールだけを使っていたり(ウールマーク・カンパニーのお墨付き)、
セントジェームスさんのコレクションラインだけに使われる“アトリエタグ”も、
フォロワーでいらっしゃれば押さえるポイントとしてお納めください。
久方ぶりの登場になりましたSAINT JAMESの「CANCALE ショルダーボタンニット」、
ここまでお伝えしてきました。いかがでしたでしょうか?
冒頭でも述べていますが、冬の永世定番な位置付けですので
デザイン・色・シルエット・生地ほかは例年通りで変更なし。その辺りでの安心感があります。
今回は少数精鋭でのご用意ですが、サイズや色で不足があれば別途ご用意することも
可能ですので、お気軽にお問い合わせを。
新たなフィッシャーマンセーターの仲間を歓迎くださいませ。
それでは宜しくお願いします。