nisica “Double Button Vest & Pants”
nisica “Double Button Vest & Pants”
nisicaの「ダブルボタンベスト&パンツ」をご紹介します。
不動産屋さんからTELがあると、なぜかドキッとしてしまうものです。
パトカーが通り過ぎたときの後ろめたさに近いものを感じています。
テナントの問題児?ではないはずですので、家賃忘れてるとか設備壊した等
何かしでかした心当たりはありません。一体・・?
何てことはありません。数年の一度行う階段~踊り場のクリーニングの件。
やましいことはないのにビクビクしてしまうのはなぜ・・
ビル取り壊しではなかったので、とりあえず安心はしたのですが。
平日の昼間だとご来店に支障を来たすかもしれません。
アナウンスが必要な際は改めてご案内します。
それではニシカさんの新作をご紹介していきます。まず「ダブルボタンベスト」。
コチラのアイテム、不定期なれども何度かリリースされた実績があることから
隠れ名作的な立ち位置で知る人ぞ知るモノなんだと思います。
↑でご覧いただけるように、ダブルのような打ち合わせとパッチポケットをくっ付けた
アウター寄りな気質を持つベスト。その見立てでお間違えないでしょう。
でもボタンの数は全部で6つ。あえてのアシンメトリーな配置が憎くある。
この『ダブルのようでダブルでない』が、評判の秘密なはずです。
こういった提案のベストですので、カットソーやシャツの上からちょいと引っ掛けるのが
スタートラインなんだと思います。
その時に重要になってくるのが“ネックライン”なのかと。
スタイリングから逆算した襟周りの自然なラウンド具合。ココがミソなはずです。
デザインを活かすよう、ボタンを全留めするところから始まり、
↑のように留めかたをアレンジするのもアリ。
重みのあるコットンツイードと裏前立ての効果で、だらんと襟が開かないのもポイントです。
お次はボトムス。「パンツ」という潔いアイテム名が直球?で素敵です。
冗談のような感想はさておき、以前ご紹介した「ベイカーパンツ」と同系統にして
差し支えないスタイルを持つコチラ。
『太さ・ボリューム感』を前面に打ち出したワイドシルエットなボトムス。
最近の気風を感じさせることもあって、ダボっとしたシルエットを楽しんでいただけます。
太さだけで話が終わってしまうことはなく、ベストと対になるようなアイデアがユニーク。
ポケットも“アシンメトリー”なのは見逃せないところでしょう。
アメリカンなペインターパンツよりかは、フレンチのワークパンツに通じそうな
両足のポケット(正確には「スケールポケット」)に、右ヒップに取り付けた
フラップつきのデカポケットがグッと来るポイントです。
このポケットだけだとガン〇ー感もありつつ、カンヌキ止めでフラップを縫い付けてあるので
ボタンがなくてもフラップが広がったりバタつかないのも◎。
男性陣だとあまりトップスをタックインしなさそうですが、ユニークなポケットを見せる
着こなし方もあってよいと思います。
色々とチャレンジくださいませ。
チャレンジついでではありませんが、気分はいつでもセットアップ(?)。
ジャケットやブルゾン以外の上下揃いは珍しかったこともあり、
迷わずオーダーしてしまうのはいつもどうりなのかも知れません。。
ただ想像以上に広がりのあるスタイリングが見え隠れしているので、
近いうちに更新されるであろうページにご期待くださいませ。なるべく早急に。
nisicaの「ダブルボタンベスト&パンツ」。
個人的にはディテールやシルエットの妙に感心や共感を覚えつつ、
それ以上にヘリンボーンのコットンツイード”が今回の勝者ではないかと見ています。
ユーロミリタリーやヴィンテージ界ではおなじみの格上げ基準に通じるヘリンボーンですし、
毛羽立ちが冬の気配を出しつつチクチク感ゼロのツイードなのも、
喜ぶべきポイントだと思っていますがはたして。
ユニークなディテールで違いを付けたベストとパンツ。
ウールと違って家でガシガシ洗えるのはメリットのひとつだとも思います。
ニシカさんの提案がよく表れた両名ですので、じっくりとご覧になってみてください。
宜しくお願いします。