FUJITO “Hood Coat”
FUJITOの「フードコート」をご紹介します。
本日も新作をひとまずアップしていますが、なかなかブログの投稿スピードが上がらず恐縮です。
ほどほどノータッチなものが残ってるような・・
いつもなら毎度の無駄話(なぜか消えたホイールカバーについて)で文字数を稼ぎますが、
経過途中なネタでもあるので本題に突入していきます。
『フードコート?久しぶりじゃないですかー』と思われた方は立派なフジトさんフォロワー。
熱心なブランドのファンであるのは間違いないかと思います。
15年以上続くブランドなら数多くの名作やロングセラーが挙げられますが、
こちらのフードコートもそのうちのひとつ。
定期的なリリースとなってからは丸7年(8年?)経ちますので、息の長いモデルです。
当店でも↑のバナーから取扱い履歴を追っていただけますが、基本スタイルは変わらずとも
不在の期間が長かったことから(・・)、私ですら記憶があやふや。
よってだいたいの感じをつかんでいただく意味で、ぜひ↑過去ログをご覧くださいませ。
久方振りの再会になりましたフードコート。
先に基本スタイルはそのままと述べていましたが、アップデートされているのは一目瞭然。
いわゆる“モッズコート”へのリスペクトを覚えるフォルムに更新されています。
リアルなモッズコート(当店なら“M-51パーカ”や“フィッシュテールパーカ”呼びですね)の
痕跡は、フラップ付きのポケットやヒジ部分のアクションプリーツぐらいですので、
ガチなレプリカ感は皆無かと思います。
これまで積み重ねてきた名作にミルスペックなフレーバーをまぶしてみた、
今回のフードコートはそんな提案という見立てなのですが。
フードの形状も様子が変わりました。
ギミック的な要素を覚える“コード”の通し方とスナップボタンによる収納。
このコードの通し方はかぶった姿からの逆算によるものでしょうし、
デタッチャブルでも取り外すことの少ないフードの処置なら、丸めて固定するやり方が
スマートなはず。ここがベルクロでないのは更に好感が持てます。
今じゃビジネスとカジュアルの境界線なんてあってないようなものですが、
フードとポケットのフラップを仕舞ってオンタイム、双方を解放してのオフタイム仕様まで、
ツーアクションで使い分けできるのがフードコートの魅力なんだと思います。
ビジネスの場面までカバーできるを謳うのは、“カジュアル×テーラード”が持ち味の
フジトさんならではのところから来ています。
表面で使う生地が身頃で使われる(大身返し)ことでの厚みと型崩れ防止、
滑りの良いキュプラ生地で脱ぎ着しやすいなんていうのも、
もはやデフォルトと言わんばかりの安心仕様。撥水性のある生地もうれしい限り。
別売りのフリースジャケットと連結させられることからユルめの着用感なのは、
オリジナルの成り立ちを知る身からすると親近感を覚えてしまうわけでして。
冬っぽさ全開のカーキ色でもないですし、生地もシーズンレスな提案です。
インナー次第で冬でも春でもいけるのは、これまでのフードコートを振り返っても
外せない要素でした。よって後は中に合わせるモノ次第かと。
個人的にはVネックセーターの回で見せた鮮やかブルーが好みですが、
今年の当店や世間的にはブラウン勢が幅を利かせています。
↑のアルパカセーターやフィッシャーマン系がハマることを期待しましょう。
ようやくご紹介が叶いましたFUJITOの「フードコート」。
ディテール更新がなされてから初めてのご用意となるわけですが、
定評のある部分を活かした上での新提案ということもあり、
皆さんには違和感なく受け入れられているような反響なのかと。
ロングセラー足らしめている秘訣を探りつつ、バランスよく加わった
ミリタリースパイス=モッズコートの香りも推しのポイントになってきます。
皆さんそれぞれが思い描く“コート像”にぴったりフィットすると何よりです。
それでは宜しくお願いします。