MANIERA “PAPER HAT wuth JUST FIT”
MANIERA “PAPER HAT wuth JUST FIT”
MANIERAの「ペーパーハット with JUST FIT」をご紹介します。
『この手のハットもう!?』な前のめり気味なピックアップですが、
昨年もこんな感じでしたし、巷では
『MANIERA ペーパーハット』
で調べている方も、ちらほら現れているのを見かけました。
よって出し惜しみせずでのアイテムフォーカス。
“ペーパー”の呼称、個人的に新宿末廣亭前で見たピンクのご夫婦(?)を
思い出してしまい、ペ“イ”パーと呼びたいところですが、
そんな小さなところにこだわるのは無粋な限り。
正式名称として、ペーパーで統一していきます。
いわゆる“草モノ”(ここでは時代劇に出てくる忍びの者ではない)とは、
トキヤ草(ex:パナマ)や花麦(ex:カンカン帽)などの
広義での「麦わら帽」を指します。
数年前からの某カミンスキーに端を発する、
『麦わらブーム』が世を席巻するわけですが、ラフィア他の天然素材も
使える量に限りがあることから、色々と策を講じたMANIERAさん。
そのアイデアのひとつが、「paper=ペーパー」を使うということ。
紙の原料はパルプですが、近年だとバッグなんかを始め、
衣料向けでのテキスタイルが多く開発されている、広がりあるジャンル。
新しい素材開発やセレクトに積極的な
MANIERAらしい目の付け所になるペーパー。
今シーズンのキーファブリックとして押さえておきましょう。
基本のスタイルは「フォルダブルハット」と共通する、ツバ広型のフォルム。
麦わらハットにありがちな、切りっぱなしのツバ先でなく、
折り返してステッチ掛けしていることもありスマートな印象、
そのようなヴィジュアルで仕上がっています。
私としては、通常リボンを巻く“腰”の部分、
編み返しによる切り替えがいたく気に入ってまして、
ところどころドットのような穴が見え隠れする辺りに、匠の技を感じています。
駆使したテクニックがデザインへと上手に反映したポイントとして、
お見逃しなきようお願いします。
お見逃しなきようお願いするポイントもうひとつ。
アイテム名の後ろで燦然と輝く「with JUST FIT」なるワード、
今シーズン最大の推しディテールは外せません。
前回ご紹介した「スウェット×ニット コンビネーションキャップ with JUST FIT」
の項で、『三日月スベリ』のご説明をさせて頂きました。
自分なんかはこのジャストフィット、
草モノ系でのハットでこそ効果的=威力を発揮してくれるものと見ています。
世にある麦わらハットなど、ワンサイズ展開が圧倒的で
おおよそデザインや色で選ぶわけですが、あとから思うのは
『なんかユルくない?でっかくね?』ということ。
かぶり始めはまだしも、その頻度に応じてどうしたって“伸びて”しまう、
麦わらハットの類い。
翌年以降サイズが合わなくなったといモノ、私も一つや二つではありません。。
その点ジャストフットの目的は、ユルさを軽減出来る事に加えて、
ベンチレーションの役目も担っていることから、ムレ知らず&ベタツキ知らず。
こいつは嬉しいポイントです。
編み上げハットなだけに、通気性はそこそこ確保されている事実は
置いときつつ(・・)、ハットでぴったり被れた試しがない方は、
ぜひその効果の程を実感してみてください。
まだブツ撮り段階だったため、気の利いたスタイリングに至っていませんので、
その辺は頃合いを見ながら改めてご紹介していきます。
左の杢グレーのほうは、あえてのスウェット合わせなんかを思いつきましたが、
今後の要検討課題にしときましょう。
ここまでご紹介してきた「MANIERA(マニエラ) ペーパーハット with JUST FIT」。
2016年春夏の代表するアイテムのひとつだと思っています。
意外性のあるペーパー、初めて見るジャストフィットに
定着しているツバ広ハットと、MANIERAらしさが凝縮したハット。
その辺りを商品ページから感じてみてください。
宜しくお願いします。