EEL “Polygon Denim”
EELの「ポリゴンデニム」をご紹介します。
先週から出張が再び始まりまして、慌しげな気配が立ち込めています。
立ち込めているのは何も気配だけでなく、盛夏・猛暑感も含まれるのですが、
都心より松本市内のほうが暑いともなりますといやはや・・
皆さんもどうぞご自愛ください。
今日はメルマガを打ったことでネタが少ないので、早速本題に入っていきます。
数週間前にアップしてから、少しづつ興味を持ってご覧頂けている方が
増えています、EEL2017秋冬の第一弾になる↑のポリゴンデニム。
シーズンレスなアイテムが一発目でしたので、先取り感もさほどかと思います。
ユニークな『ネーミング&デザイン』で毎度楽しませてくれるEELさん。
商品ページにもチラッと書きましたが、“ポスト砂浜デニム”的な部分も
見え隠れするポリゴンデニムは、新シーズンでの傾向のひとつ
=『ステッチの配色換え』がしっかり表れているものだと思います。
ポリゴンはCG関連に関わらず、色んなところで見かける直線からなるデザイン。
ネイビーに描かれた白いステッチが、確かにそんな様子にも伺えます。
私が思い描くポリゴンと言えば、某国民的コミックに登場する『スタンドの顔』でしょうか?
近距離パワー型がまさにそのものかと。
いや、それに限定しなくても総じてそういう描き方のマンガだし。。
??と混乱されている方も多そうなので、先に行きます。
お持ちのデニムとの大きな違い=“S字にカーブさせた脇線・サイドシーム”。
まっすぐ直線に裁断&縫製するのがデニムのセオリーな中、
あえて面倒くさい手間をかけている点は、ヴィジュアル面からも見逃せません。
自分としては立体裁断で一世を風靡した、某リーバイスのエンジニアドジーンズを
思い出したわけですが、立体裁断モノに多い美脚寄り(?)な細さでない
ゆったりさが、新鮮さを覚えたポイントでもあります。
『ゆったりとした腰周りと、ギュっとテーパードさせた裾とのギャップ』が
良シルエットを描いているのは、砂浜デニムでもおなじみの光景。
EELの代名詞的シルエットを、ポリゴンデニムでもお楽しみ頂けます。
ただ好評なモノをトレースしたわけではなく、全体的なルーズ感を増やしながら
かつ内・外のステッチで軽く見せているあたりは、違った魅力になろうかと。
砂浜よりやや軽い、11オンスくらい(推測)のワンウォッシュデニムなのも、
はきやすさを覚えたポイントとして追記しておきます。
『立体裁断なサイドシーム+ガゼットクロッチで機能性アップ、
加えてホワイトステッチで遊びごころもプラス』
な総評になるポリゴンデニム、いかがでしたでしょうか?
ヴィジュアル面のユニークさについつい目が行きがちになりますが、
EELのオリジナルとして定着したレザーパッチやボタンにジッパーの付属、
隠しリベットまで加わった本格的な仕上がりは、感心させられるクオリティ。
成熟しつつあるEELのデニムコレクションとしてご覧頂けるはずです。
個人的にエンジニアドジーンズつながりの話から、このポリゴンデニムには
ヨーロッパ発のデニムブランドの何某かを思い出しただけに、
だいぶ思い入れを増したように思います。
まぁその話は置いとくとして、来たる次シーズンでの新機軸になるであろうボトムス。
EELの新作第一弾、どうぞご覧になってみてください。
宜しくお願いします。