KHONOROGICA “PREMIUM COTTON BASIC SHIRT”
KHONOROGICA “PREMIUM COTTON BASIC SHIRT”
<プロローグ>
「生地、パターン、縫製、加工、全てにおいて日本の最高峰の技術を集結した
Made in JAPANのメンズウェア」
をコンセプトに掲げ、2012年からスタートしたキクスドキュメント。
“人間工学を取り入れた立体パターンと、素材から縫製・加工まで
All Made in Japanにこだわったもの作り”
で生み出されるアイテムが反響を呼び、
“2016年、期待の若手ブランド”に選出されるなど、国内外で注目を集めている。
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濃厚な投稿が続き、特集ページも作ってご満悦、あとは皆さんにご覧頂いてで
数ヶ月経っていましたが、よくよく見てみると別途取り上げた形跡なし・・
華麗なるノータッチエース、なぜ見送っていた。。と、
反省しながらキーボードを叩き出した夜分、
皆さんくつろいでお過ごしでしょうか?
冒頭、コピペでスタートしたとなると、長くなることが予想される
本日のブログ。
とはいうものの、くどくど似たような内容をお送りする気分・体力・根気は
持ち合わせておりません。
テキパキと短縮ヴァージョンで進めますので、以下お付き合いください。
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<KHONOROGICA/コノロジカ>
シャツブランドとしてスタートしたKICS DOCUMENT.より進化したブランド。
K・・・KICS DOCUMENT. の頭文字
HONOR・・・「名誉・光栄・敬意」などの意。
All Made in Japan に拘った堅実な物作りや、
日本の職人技に名誉が与えられ、敬意が表されるような
世の中になることに希望を抱いて
LOGICAL・・・「論理にかなった・論理的な・道理にかなった」などの意。
論理的で構築的なパターンや素材開発を行う
KICS DOCUMENT.の物作り精神を表した言葉。
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ブランド名の成り立ちは、↑の通りです。
基本的にはキクスと横並び・同列の別ブランドな扱いですが、
立ち位置としてキクスのハイエンド、プレミアムラインと見て頂いて、
さほど問題はないかと思います。
当店ではファーストシーズンということもあり、1型のみのご用意ですが、
今後の動向次第で幅広く扱う余地ありと、個人的には考えています。
キクス ドキュメントのアイコン=ベーシックシャツと、同型・素材違い、
そしてディテール違いになりますので、異なる部分を以下つらつらと。
まず挙げられるのが↑のエンブロイダリー、前・横の刺繍。
ここではKICS DOCUMENT.のイニシャル“KD”が縫い付けられています。
オーダーメイドのシャツでは時々見られる作法でして、
依頼主を特定する刺繍を↑あたりに施す、クラシックマナーなものです。
刺繍をする位置は諸説あるんですが、
『シャツを入れたときに隠れる=表側に見えない』
というのが、個人的には好みというか正しい気が。
これみよがしに見えるのだと、なんだか自己主張が強すぎて
お金持ち・重役・代表取締役刑事っぽく感じるもので。
↑3つ目が??な方は多そうですので、興味あればぜひググりを。
自分の中では「勝手にしやがれヘイ!ブラザー」と双璧を成す名ドラマですが。。
特集内でもカフスの項目を設けていますが、
KHONOROGICAではもう一段階上の縫製にアップデート。
それが↑に見られる、タック(プリーツ)じゃなくて“ギャザー仕上げ”、5本寄せ。
既製服では当たり前のタックでない分、レア度の高めなディテールであること、
ハンドメイドのシャツに通じる縫製のこまかさ、ぶわっと広がりが
生まれることによる優美さ・エレガントなヴィジュアルにつながるとあり、
お持ちのシャツとぜひ比べて頂きたいポイントだと思います。
純ハンドメイドだと、『いせ込み』で不揃いなギャザーになるので、
ノリ としては“セミハンドメイド”と見てよい部分です。
『襟元の第一ボタン、シルクのくるみボタンですよね?』
『うん、見て分かりやすいところは取り上げないよ』
こういうひねくれた姿勢が、はからずも友達の少なさを表します。。
気を取り直し、私的に評価しているのが↑の『柄合わせ』。
ストライプのシャツではデフォルト的な見極めポイント。
ただKHONOROGICA=キクス ドキュメントのシャツは、セットイン(後付け)の
袖付けが基本です。なのでズレてくるのは仕方なし、当然の帰結かと。
そうは言ってもこういう面倒な縫製を請け負いつつ、
なるべく柄を合わせよう合わせような心意気が、
個人的にはグッと来てしまう泣き笑いポイント?なのは変わりません。
結局のところ、長々とお送りすることになったKHONOROGICAの投稿、
ようやく終焉に向かうことになります。
ここまで来ておき
『いけね、生地のことに触れてねぇ・・』
と気付きましたが、今後も継続して販売する定番モデルなため、
機会を改めてお伝えする予定です。
いつになるかは分かりませんが。。
当初はタックアウトで着ることが多かった反動で、
気付くとタックインしていることも増えてきたように思います。
新しい面を持ったシャツとして、こちらもご覧になってみてください。
宜しくお願いします。