FilMlenage 「VINNEY」特集アップ。

2012.10.22 / アイテム

FilMelange 特集“VINNEY”編

FilMelange Item Feature  “VINNEY”

 

 

 

FilMelangeの特集、「VINNEY」編をアップしました。

 

 

 

こちらのVINNEYですが、

「先行モデルの前作“VONNEGUT”をアップデートしたもの」

というのは、商品ページ特集内でも言及しているとおりでして、

FilMelangeではお馴染みの、秋冬を代表するボトムスになります。

 

 

当店の取り扱いの系譜を辿りますと、毎シーズン欠かさず同モデルを展開、

と言う訳ではありませんが(...)、VONNEGUTやVICHEYなどの、

“NCWもの”と言う括りでは毎年やってますので、

その辺は大目に見て頂けましたら幸いです。

 

 

 

 

 

特集「VINNEY」編へ

 

 

 

 

個人的にはですが、ここ数年における

『秋冬最強のコットンパンツはこれ』

だと思っているのですが、その訳は、

 

「使っている綿糸の量と時間の掛け方が半端ない」

 

この一文に集約出来るだろうと思います。

 

VONNEGUTのブログの回でも述べてますが、

日産で3メートルしか織れない、あまりの効率の悪さというのも

泣かせるエピソードだと思いますし、↑でご覧頂けるように、

「このパンツ、もしかして自立しているの?!」

と思える位、分厚い素材感というのは今回も健在です。

 

 

 

このエピソードは余談ですが、以前購入頂きました

初老のご婦人(商店会の総務の方です)が、

「うちの旦那がタイツ(この場合はももひき)穿かなくても、

全然平気だって言ってたわよー。あれ、スゴイのね~」

といったことを仰ってました。

 

 

このクソ寒い長野の、寒さへの耐性が乏しい(?)年代の方の

お眼鏡に叶う、風を通さない気密性を持つボトムスの実話としては、

皆さんにも納得頂けるエピソードのような気がします。

 

 

 

 

 

特集「VINNEY」編

 

 

 

 

お尻を向けた画で大変恐縮ですが...

↑の矢印先で横一文字に走るステッチを、わずかながらにご覧頂けるかと思います。

 

 

商品ページ特集内でも言及している、

ヒップポケットの裏・下部部分に補強としてリネン生地を取り付ける

の痕跡の補足になります。

 

 

 

いまいち分かりづらいところではあるんですが、この“当て布”、

してある・してないとでは大きな違いが出てきます。

 

デニムパンツなどのポケットで起きやすい、

「サイフを入れる⇒アタリが出てくる⇒いつのまにか破れている...」

といった消耗を抑える効果を見越してのものです。

 

 

こういう細かな配慮を感じさせるディテールを見るにつけ、

『一般的なスウェットパンツの持つ軟弱(?)なイメージは、

このVINNEYには全く当てはまらないなー。

 

っていうより、デニムでさえ超えちゃっている部分、結構あんな~・・・』

という思いを強くします。

 

 

店頭でも、『スウェットだと思って触っている方は今のところ皆無』ですので、

その素材感のすさまじさは、何となく想像頂けるのではないでしょうか?

 

 

 

 

というわけで、特集の補足ついでにお送りした本日のブログ。

 

「501から505ベースに変更。なのでシルエットが細くなった」

で終わらせられそうなところですが、またいつもの調子で長文に...

大変恐縮です。

 

 

実際はシルエットの変更以外にも、

『レングスを短く・ボタンフライからジッパーへ・ベルトループのオフセット』

など、細かなディテールチェンジも見られます。

 

また今回は、スウェットパンツっぽさを感じやすいグレーではなく、

デニムにように普通のボトムスとして穿いて頂きたい思いも有り、

ネイビーをセレクトしています。

 

 

 

“NCW”を味わうには、これ以上ないボトムスだと自負していますVINNEY

外気にビクともしない、芯の強さといったあたりもご覧頂ければと思います。

 

宜しくお願いします。

 

 

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