読書。

1820

 

 

 

 

久方振りに読書ブームが到来です。

 

 

 

もうこの時期ですと、展示会での出張もないのであれですが、

出張の車中を友好を利用しようと思い立ち、

読書の時間に当ててました。

 

 

ただ、あまりに分厚いハードカバーの本ですと、

車中で意識を失い(・・・)気付いたら到着、といったこともあるので

(このパターンに陥ったのが、ガルシア・マルケスの『族長の秋 他6篇』ってのです)、

長大なものは避けつつ、その日で読み切れるものを選んでいたように思います。

 

その中で最も気に入ったのが、↑のブツ。

 

カズオ・イシグロの『わたしを離さないで』です。

 

 

 

過去ログを遡ってみますと、ちょいちょい出てくる作家さんではありまして、

好きで時々読んではいるのですが、どうも遡ってみると、

借りた・読んだの記述がなく、ようやく読了したというのは

意外と言えば意外でした。

 

 

更にこれまた意外だったのが、高速バスの途中休憩(都合2回ほど)を

忘れるほど集中、そして物語の終盤でうるっと来てしまい落涙という、

この人は一体なんなんだろう?といった視線さえ顧みないくらい、

どっぷり浸ってしまっていたということです。

(3部からのシークエンスが、もう...)

 

 

 

お話しの内容は置いときまして、他レビューであるように、

静謐なとか抑制の効いたとか、まぁ淡々とした起伏の少ない筆致というか

語り口でして、何となくですが、ブリティッシュ~アシッドフォーク的な音を

感じさせる佇まいがあるように思います。

 

その辺は、筆者がミュージシャン志望だったということで、

毎度納得させられるんですが。

 

 

色々と書評はあるようですけど、

個人的にはいたく気に入った一冊になりました。

 

お勧めします。

 

 

 

 

 

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「良いこと(?)書いているんだから、ここで止めとけばいいのに」

という内なる声に反し、2冊目もさらっといっときます。

 

えぇーまぁーそのー...“バジョラー”です。

 

 

 

内容的には、サッカー選手としての栄光と挫折、

あのビッグゲームの時の心境、各監督の文句・酷評(?)など、

カルチョにまつわるお話しは良いですが、

ちょいちょいスピリチュアルな部分が挟まってきますので(結構ある。。)、

それさえなければとっくに終わっているのに...と、

日々悔んでいます。

 

 

ブッ〇オフで100円で買える本に、アタリなし(?)。

 

世のバジョラーの方だけにお勧めします。

 

 

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