James Mortimer S/S B.D.Shirts Indian Madras

2012.05.12 / アイテム

James Mortimer “S/S B.D.Shirts Indian Madras”

 

 

 

James Mortimerの新作、

マドラスチェックの半袖シャツをアップしています。

 

 

 

昨日・今日の天候からして、肌寒さどころの話ではなかったかと

思いますが

(個人的なところだと、5月でもバブアーです。何か?)、

評判が良いので先にご紹介しておきます。

 

 

 

Thomas MasonしかりIrish Linenしかり、

James Mortimerと言えばロングスリーブのシャツという

イメージが強く、気温が上がればロールアップ=袖まくりというのが、

王道かつベーシックなご提案かと思います。

 

 

半袖自体のリリースもお店を始めた頃以来だと思いますので、

相当久し振りにラインナップに加わったものなのが、

今回のマドラスチェックのシャツになります。

 

 

 

5minutesでシャツと言いますと、柄というよりかは、

素材感そのものに比重を置きがちですので、

柄もの、特に大判のチェックというのは、

相当新鮮に映る事かと思います。

 

 

僕自身も好んでチェックを着ることもほぼなく、

コレクション?として、クローゼットの奥深くに

眠らせ続けているものもそこそこありますが、

一年に一回(おそらく)着ているのが、

↑でご覧頂けるようなマドラスチェックのシャツだったりします。

 

 

 

マドラスに関してご存知の方もいらっしゃると思いますが、

インドのマドラス地方(地図で言うところの大陸の一番下の方)

に由来するチェックでして、大判な柄と鮮やかな配色が

特徴なものです。

 

 

「インドに駐留していたイギリス軍がいいね!と気に入る」

⇒「イギリスに持ち帰って製造・輸出」

⇒「アメリカで大受け」

⇒「アイビーにつながっていく」

 

というのが、かなり大雑把な流れです。

 

(この辺の流れは、似たような経緯の『チノパン』に通ずるところがあるかと。

拙著「あずみ野かわら版」もご覧下さい)

 

 

 

もともとのインディアマドラスは、いわゆる植物(草木)染めした糸を使った

織物ですので、そこまでパキッとした鮮やかな色ではなく、

くすんだ色調の組み合わせに加えて、洗う度に色が抜けて

滲んでいくさまに特色があります。

 

 

一方インディアンマドラスは、本国以外で作られているものでして、

世の中の大半を占めている方です。

 

ヴァリエーション豊かな配色に、きちんと先染めさせた糸から

滲みも起きにくい、清く正しい?シャツと言えばいいかと思います。

 

 

「ン(n)」があるのとないのでだいぶ性質が異なるのが、

マドラスチェックの面白みではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先にご紹介しているロングスリーブが“Regular fit”という従来型に対し、

ショートスリーブは“Comfort fit”という、

やや余裕のあるモデルにてご用意しています。

 

半袖かつ、生地の風合いや柄を考慮して選んでみました。

 

 

当初はそれなりの数量を予定していましたが、

減産という憂き目に合い(..)、残りわずかな状況となっております。

 

 

『減産=入荷数が少ない=他も似たような状況

=市場にあまり出回ってない=要は希少

 

という図式が成り立つかは分かりませんが、

少ないということが事実なのは間違いありません。

 

 

 

カスタムシャツを作る老舗メーカーが、

思い切ってどカジュアルに挑戦するというのも、

何となく男気があって微笑ましくすらある一枚です。

 

そんなことを踏まえてご覧頂ければと思います。

 

宜しくお願いします。

 

 

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